生データをそのまま使うフォントのアイデア

XMLで原稿が入る時、カウントされた数値の生データが入っていることがあります。例えば...
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この「<rate>4</rate>」の部分が★のレートを意味しており、実際には
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のようにレイアウトされるような場合です。
もちろんこの場合だったら、XMLを別途処理して「<rate>★★★★</rate>」のようにしてもかまいません。
本日、紹介するのはその別解。
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すいません、単に数字のコードポイントにフォントを作ってみました。それだけの話です。
この方法だと、生データを生かせるだけでなくピクトグラムなどの特殊なマークにも対応しますね。あと、同じ理屈でExcelデータからInDesignのデータ結合を利用するような場合にも流用できます。
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生データをできるだけそのまま使うという発想

TK TYPEというフォントメーカーが開発した「CHARTWELL」というフォントがあります。

OpenTypeの合字を利用して、数字の生データをそのまま円グラフや棒グラフなどのチャートにできるというものです。
VIDEOを見ていただければ、どんなことをしてくれるか理解できるでしょう。

005 Magically building graphs with the Chartwell font
InDesign Secrets | by David Blatner and Anne-Marie Concepcion
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このアイデアのすごさは、単にグラフが描けるということじゃありません。生のデータをそのまま使えるということです。